【感想】異端のすすめ　強みを武器にする生き方

どんなにテレビや新聞を見ないという人でも、橋下 徹さんを知らない人はいないのではないでしょうか。

最近はだいぶ落ち着きましたが、一時期はテレビや政治の場で、かなり派手に行動されていた印象があります。

お茶の間をかなり賑わせていて、どうしても橋本さんの名前は耳に入ってきた時期もありました。

元大阪府知事で、元大阪市長、元大阪維新の会代表、元日本維新の会代表と、かなりの経歴です。

履歴書がすごいことになってそうですね。

自分にとっては「行列のできる法律相談所」に出演している茶髪の弁護士のイメージが未だに根強い人だったりもします。

そんな人の書いた「異端のすすめ　強みを武器にする生き方」という本の紹介を今回はさせていただきます。

・最近読む本がどこかで聞いたような話ばかりで不満に感じている人
・なんか面白い話を読みたいと思っている人

私が読んだ動機

この本を読むことにしたのは、いろいろと物議をかもすことの多い人の話の方が人生の肥やしになることが多いからです。

炎上を恐れて無難なことばかり話す人より、面白い話を聞ける確率も高いんですよね。

もちろん相いれない考えも多いと思いますが、勉強になる可能性の方を取りたいと考え、手に取りました。

基本情報

著者　橋下 徹

ページ数　219ページ

出版社 ‏ : ‎ ＳＢクリエイティブ

初版奥付日　2020/2/6

ISBN　9784815604097

この本の概要

橋下流・最後に後悔しない生き方！
橋下徹が贈る、決して後悔しない生き方のすすめ！

変化の激しい現代社会。

組織の構成員としての生き方よりも、ますます個人としての生き方が問われている中で、いかにして「自分にしかない強み」を武器にし、突き抜けた人になるかが、人生を大きく左右する。

挑戦を続け、自分自身が燃焼し尽した感を持てるような「納得できる人生」を生きるにはどうすべきか？
橋下徹が贈る、決して後悔しない生き方のすすめ。

心に残った部分のハイライト

・迷ったら、「大胆なほう」へ前進せよ

チャンスをつかむ力をつけるには行動しかない。

だから僕は人生の選択で迷ったときには、選択肢の中で一番大胆な道を選ぶことを心がけてきました。

前進か、現状維持かの選択肢なら、前進。

今までやったことのない道か、やったことのある道なら、今までやったことのない道。

楽な道か、しんどい道かなら、しんどい道を選びます。

・「質」は「量」で磨かれる

自分の売りは圧倒的な量を実行することで磨きがかかる。

やがて自分の代名詞となっていきます。

・その先送りには「理由」があるか

掴んだチャンスを確実にものにする為に、やろうと思えばすぐにできて、かつ非常に高い価値を持つことがあります。

それはスピードと仕事の漏れがないことです。

言い換えれば、先送りする理由がない限り、とにかく今できることはすぐにやる、というのを徹底することです。

これを徹底すると、複数の仕事を同時に処理することができるようになり、時間当たりの行動量が増え、結果として周囲からの評価が高くなります。

・日本では、失敗しても死なない

たとえ失敗しても、またやり直せる。

もし失敗したらと思うと二の足を踏んでしまうというのなら、一度日本のセーフティーネットの制度をきちんと調べてみると良いでしょう。

将来の不安は単にセーフティネットの制度について、あまり知らないことに起因している場合も多いものです。

制度について学べば、仮に仕事がなくなり、貯金がなくなってどん詰まりになったとしても、日本においては最低限度の生活ができることが分かります。

僕らが生きているこの現代の日本社会は失敗しても死なない社会なのです。

・今の日本は「ドン」を恐れる必要がない

日本社会にドンなどいません。

そのようにふるまう人はたくさんいますが、あなたが恐れなければならない真のドンは存在しません。

現代社会においては、個々人の商品価値こそが重要であって、業界内の誰かのお墨付きがあるとか、誰かがバックについているとか、そういったことは関係ない時代になってきています。

つまり現代は、組織におんぶにだっこでは伸び悩む時代ということです。

逆に自分の商品価値を高めて突き抜けてやろう、自分のやりたいことをやって唯一無二の存在になってやろう、と意識のある人にとっては生きやすい時代と言っていいでしょう。

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まとめ

予想通りというべきか、濃い内容の本でした。

中には議論になった時の戦い方などの、やや物騒なものもありましたが、これから本気でのし上がっていきたいと考えている人にとっては、他の自己啓発本より良い教科書になりうる内容だといえます。

「量をこなすこと」と「自分の商品価値をあげること」について何度も述べられていたのが印象的です。

自分の好きな言葉に「量からしか質は生まれない」というものがあります。

キングコングの西野さんも量の重要性を説いていると聞きますし、インフルエンサーは「量をこなすこと」を勧める人が多いです。

やはりまずは量なんだなと、個人的に腹落ちしました。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この話以外にも定期的に投稿していますので、またお読みになっていただけますと嬉しいです！

引き続きよろしくお願いします。

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